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STAP細胞 小保方晴子 万能細胞とは 解説 [科学]

STAP細胞の研究成果が、科学雑誌「Nature」に掲載され、
日本のみならず、各国の研究者からその研究成果を賞賛する声が寄せられている。

STAP細胞の発見は、なにが革命的なのか?
言葉だけが先行して、実際にはよくわからない。
昨年、京都大学の研究者によるiPS細胞でのノーベル賞受賞を受けて、
それに関わるようなことかなーと、なんとなくイメージしているのではないでしょうか?

今回のSTAP細胞を牽引するのは、
独立行政法人理化学研究所の研究ユニットリーダーの小保方 晴子さんです。
各紙で、”革命的”、”革新的”と紹介されていますが、
なにがそんなに注目を浴びているのでしょうか?


細胞には、神経細胞、筋肉細胞、血液細胞など多数の細胞があります。
全ての細胞は、受精卵から発生されています。
受精卵が細胞分裂を繰り返して、体細胞を構成する「神経細胞」や「血液細胞」になります。
このように何かの細胞になった状態を分化といいます。
いったん分化されると、ある細胞は自分がどの種類種類に属するかを記憶・固定します。
なので、人間の体から神経細胞を一部だけ切り取って、体から切り離したとする。
その細胞は切り離されても神経細胞のままなのである。


生物学では一度、分化された細胞はずっとそのままであるというのが常識となっています。
つまり、上記の例で言うと神経細胞は、何をされても最後まで神経細胞なのである。
途中で別の血液細胞や心筋細胞など別の細胞に変化することもありません。


今回の研究は、
分化した体細胞が、別の種類の細胞へ変化したり
分化される前の未分化の状態になることはない
という、通説を覆すものなのです。


研究グループでは、
「特別な環境下では動物細胞でも自発的な初期化が起こりうる」
と仮説をたてて検証をしてきました。


分化された細胞を、初期化する方法をあらゆる方法で試しました。
物理的な刺激を与えたり、化学物質を加えたりして紆余曲折する中、
酸性溶液で細胞を刺激すると、分化した細胞を初期化させることに有効であることがわかりました。

一度、分化された細胞が、未分化の状態(初期化)になることにより、
その細胞は、全ての細胞に変化することができます。

これが、今回の研究成果について
革命的だ!と言われる所以なんですね。


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小保方晴子 STAP細胞 リケジョ [科学]

「STAP細胞」を開発した、
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方晴子(おぼかた)さん。

ぱっとみて、元バドミントン日本代表選手の潮田玲子さんに似ている。
彼女が今、細胞研究で常識破れの偉業を達成して、時の人となっている。

彼女が研究リーダーを務めるチームが、
「STAP」細胞という、万能細胞を作成することに成功した。
STAPは、刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency)の略である。

このSTAP細胞は、弱酸性の刺激を与えるだけで、
あらゆる細胞に分化できる万能細胞だ。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)とは異なる新型の万能細胞である。
簡単な方法で、細胞に分化できる為、今後の再生医療に役立つことが期待され
注目を浴びている。

マウス実験で、STAP細胞は筋肉・神経などの細胞に分化する能力があることが確認された。
iPS細胞は、遺伝子操作に伴うがん化リスクがあり、応用研究発展のさらなる時間が必要である。
一方、STAP細胞は外的刺激を与えるだけなので、
がん化リスクも低く初期化成功率も高い。



小保方さんは、早稲田大学の化学分野で、
学士・修士・博士の学位を取得した。

学位取得後、2年で革新的な研究成果をあげたが、
当時の実験データでは、研究成果を証明することができず、誰にも信じてもらうことができなかった。
その後、ハーバード大学に医学部に留学して
担当官との議論で動物細胞を外部刺激で初期化できる感触を掴み、
5年越しの研究で、立証することができた。
科学誌、「ネイチャーに」投稿したときは、
「細胞科学の歴史を愚弄している」とまで酷評され、
立証に至るまでは平坦な道のりではなかった。

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